Life and Works
生業
生業(なりわい)綴り
正に私の場合、趣味も無く遊ぶ暇も無く、仕事だけが生活で
日々の仕事の話をお伝えすれば、私の生活はそれでほとんどです。
@
@ | A | B | C | D | E |
愚痴 | 百姓の性 | 百姓の特権 | 我が町 | 袋かけお助け隊 | 秋茄子ベッド |
旱魃 | 自業自得 | 雨上がりの圃場で | 周辺 | 自給野菜 | Great weekend farmer |
スターチス | 本末転倒 | わりいじゃん | カエルちゃん | 夜なべ | 不評 |
F | G | H | I | J | K |
秋茄子定植/2001 | 収穫最盛期 | 収穫 LIVE ! | 収穫 LIVE ! U | PC組み立てブギ! | お客様 |
目撃 | 訂正 | 調整作業 | 調子えェ・・です。 | みな実にて |
L | M | N |
真夏の果実 | 放射冷却 | 2001/慰労会 |
もう昔の話ですが、父親は私が小6の時他界、
頼りの長男は、私が東京で勝手に生きていた頃、若くして逝き、
私が最も尊敬するお袋の姑だけはほっとけず、
不肖の息子(私)が跡目となるしかなくなり、なんの能もない私は家業を継ぐしかなくて
マイナスからの理想的なスタートを切る羽目になりました。
10年〜15年ぐらい前、就農したばかりの頃からそのあたりまでは
朝早ければ早いほど、夕方遅ければ遅いほど、稼ぎもんと言われたもんです。
お袋(現ばーさん)に、なんかっちやぁ、親戚の兄ちゃんや、近所の人と比較され
何処どこの誰それは真っ暗なってもけえらんだちゅうよ。 訳(帰らないと言いますよ)
なんて言われて、それこそ真っ暗になるまで畑に居ました。
いや、本来の篤農家は、競って朝早く夕方はそこそこというのが本当ですが
朝がなかなか辛く、その分しょうがないから夕方遅くまで詰めました。
今も、朝から晩まで働くのは変わっていません。いえ昔以上に景気も悪いし、、子供もいれば働かざるを得ません。
只、変わったのは、働くことを、稼ぐことを今は、評価されなくなったのです。
15年くらい前ですよね、欧米との労働時間比較とか、ゆとり、労働時間の短縮の話が出始めて
日本人は働きすぎ、とりあえず週休二日導入、、給料もどんどん上がって
高度成長のピークに達して、そしてバブル突入。
そりゃいいんです、バブルはともかく、ゆとりも高給もニュー・ファミリーも結構なことです。
困ったのは、あいも変わらず働くしかない私達にとって、世間とギャップが出来すぎました。
農業は3K(よく言いましたよね)の部類。
精を出してかせぎゃ、まわりの若いもんに付き合いが悪いと思われ
出荷最盛期の睡眠時間平均4時間、3時間のときも
ユトリ学校教育の土、日行事(レクレーション)に、我が子だけ親がいないじゃかわいそうと
女房は、レクレーションどころかフラストレーション溜め込んで、なんとかこなし
じっと、手を見る暇も無く、毎日毎日生業に努めても、だーれも稼ぎもんなどと言わなくなりました。
勤勉、勤労を美徳だなどと言うのをやめよう、ということになって暫くしたらバブルがはじけ
一転して不景気に、誰もこんなに長く続くとは思っていなかったんではないでしょうか
今度は仕事をしたくても生産性上げてもしょうがないんで、
残業は無いから、相変わらず時間はゆとりがあって
景気回復のため金使え、お年寄りに金ばらまくわ、2千円札は出してみるわで
なんと、ゆとりと消費が美徳の時代となりました。
そうはいっても、これだけ景気が悪くなりゃ使いたくても使えません。
農産物もいよいよ、下落。安けりゃ何処のもんでも買いつけて益々、低迷。
製造業はだめだから、IT産業。情報通信に金使え、携帯だのインターネットだの、
ターゲットは子供のものばかり、またまた、働かなきゃならなくなって、世間とのギャップは埋まりません。
人のものはよく見えるは、解かっちゃいます。
で、何を言いたいかって
愚痴です。
二人共、聞いてる?
今年は、大雪で始まって、ここへ来て今度は干ばつです。
下の写真は、野沢菜ですが潅水チューブで水を撒いているところです。
収穫間際ですが、雨が降らなきゃ、こんなこともしなければなりません。
記録的な少雨の3月、4月となりそうです。けっこう面倒なんですこれ。
まぁ、でも菜っ葉は気持ちよさそうだな。
いよいよ忙しくなります。
知り合いの農家で作っているスターチスを頂きました。
これは昨年の写真で、私達夫婦は、このとき初めて見ました。
大きいのでびっくりしました、これで一株です。
女房がご機嫌なんで、一枚撮りました。
私は、後ろのトウモロコシを撮ろうとしたのです。(・_・)
ドライフラワーにして、半年は見れました。立てときゃ、そのまんまDFになりました。
実はこの後、色違いを3株買いました。