2001年秋茄子のベッド作り。
2001/6/19
ベッドというのは茄子苗を定植する畝のことをいいます。
ナスの果実は93%～94%もの水分を含んでおり、「ﾅｽの実は水で太らせる」
ともいわれるほどです。
最近では、接木によって強盛な台木を使うので畑で栽培しても、
少々の旱魃なら絶えられますが、元水田や地下水の高い所の方が
栽培には有利です。
しかし、停滞水（常時、株元付近まで水がある）と
たちまち、青枯れ病箘、またはフザリウム箘などに犯されます。
したがって、苗の定植位置は高畝にして株元付近は排水を
良くしておかなければなりません。
保水力があって、排水が良い状態にするのです。
ナスがおねんねするベッドではありません。
山梨県は山地の占める割合が多く、全国的には一戸あたりの耕作面積は
比較的少なく、耕地も点在しております。
だから果物など、反収の上がる品目が多いのかも知れません。
（10aあたりの収益では全国的にも上位の筈です）
これが、野菜作りとなりますと、なかな厄介です。
大型機械が使えません。
我が家でも、約50aのナスの作付けが4枚の圃場に分かれます。
上の写真は、それぞれの圃上で、跳ね上げ、整形と圃場ごとに仕上げます。
マルチ敷き、写真右側の整形機にセットできますが
中にいれる潅水チューブや圃場が狭いことなどが理由で使用しません。
例年、この作業が梅雨時となり、また、桃の袋掛けと重なり
1年で、一番忙しない時期となります。
大雨が降ると、圃場は、水がついて跳ね上げどころではなくなります。
前回の、Life でお話した通り、お天気を見ながらのバクチとなります。
一生懸命、働いているつもりでものろまな私は、毎年ギャンブラーとなります。
で、今年も、前回の雨でぬかった圃場に、また18日
日本海からの低気圧が近づきつつあります。
19日の予想は難しく、普通なら山梨には入りにくい低気圧が
微妙です。予報的には降ったらごめんね！みたいな見とおしです。
しかし、チャンスはここしかなく、袋掛けを捨て、乾ききらない圃場に手をつけました。
読みどおり、雨は夕方まで落ちてきませんでした。
だけんども、トラブル発生。整形機が壊れました。(T_T)
自分で直してる暇がなく。（コンビニ朝飯食わねばならず）(･_･)
誇り高きエンジニアの登場です。（オイルを持って来てくれと騙す）
リンク出来ないバナーのマスターです。
（小沢農機）
何故、誇り高いかと言いますと。
人の話を聞いただけで、エンジンをかけずに直し始めます。(･･;)
今回、天板外して叩くだけです。
私は、ウマが合うのですが、おやじは私からの電話を嫌がります。(^o^)
おやじの機嫌が良い時は、泣きつきます。悪い時は脅します。
今回、20分で直して逃げました。
私も、朝飯食べました。m(__)m
しかし、原因の追求をしなかった為に、一日苦労しました。
結局、一番ヤバイ所は（雨が降ると）片付けましたが、
夕方には、整形機は悲惨な姿になりました。
何はともあれ今年も、義理ちょんでベッド作りの第一段階はクリアをしたのです。
終り。
