桃の産直イート・ア・ピーチ 志田農園

美味い桃へのこだわり  


適熟収穫の桃


農業は自然の恵みで営まれるものですが、作物を「製品」として生み出すためには当然、人間の手、つまり技術が必要となります。

私が桃づくりに魅せられるのは、その栽培方法や収穫時期の見極めが殊に難しいからです。皆様がご存知の通り、桃は味の当たり外れが著しい果物です。低糖度でガリガリの未熟桃、高糖度でも一日で傷んでしまう過熟桃、美味しそうに見えても味のしない不熟桃などいろんな桃に出会ったことでしょう。それは天候のためだけではありません。いくら上手に栽培しても、肝心の収穫に問題がある場合が多々あるのです。桃は嗜好品です。だからこそ美味しくなければ価値はありません。ましてや食べれないようなものは論外です。

私はエコファーマーとしてもちろん減化学肥料・低農薬栽培(桃の場合、無農薬栽培は不可能でしょう)や草生栽培などに積極的に取り組んでいます。その上で、私が最もこだわっているのは収穫のタイミングです。『適熟収穫の桃』とは、樹上で可能な限り糖度を上げ、尚且つ、お客様のお手元に届いた時、すぐ召し上がってもよし、お好みで1〜2日経って召し上がってもまたよし、といった状態で収穫する桃であると考えています。ですが、当園の桃は市場(プロの目)においても、お客様方からも「完熟桃」ということで認識されているようです。

ブランドとは、安定した高い品質を維持しつつ、時代の要求に応えて変化向上していくものだと思います。果物にブランドがあったら変でしょうか。天候に左右され易い桃づくりではありますが、同一年、同一収穫時期であれば当園の桃は他と比較して、最も高い品質であるとの評価を得ております。イート・ア・ピーチは『桃のブランド』であると自負しております。

                                     2004/05/23 更新 



 

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