Life and Works
生業
27
2002/2/3
冬・・・せん定の日々
雪が積もった園で剪定の毎日です。
天気が良いと寒くはありません。
朝は9時ごろから
昼はこのところ怠けて、2時ごろからでしょうか
夕方は、このところ日が長くなりましたが
5時には日が落ちますので帰ります。
夏はよくあんなに働いたもんだと、つくづく思うのです。
農業のいいところは、自分で時間を決められる所でしょうか。 近頃は、農家も、ちゃんと休日を決めて、休んだり、遊んだりしなきゃいかんと言いますが、大雪で何日も仕事が出来ない場合もありますし、ナニが何でもこれは今週仕上げるぞという場合もあります。 後継者の育成とか新規就農者の確保のために農政の担当者がサラリーマンと同じ労働条件にとかもいいますねぇ。 確かに、農家の跡取が親に使われているうちはそういう希望も持つでしょう。 でも自営業ってのは欲でやるんですよね、 所謂、自分の世間になって、専業農家で生計を立てるとなると、決まりごとなんかどーでも良いのです。もちろん、自分で趣味を持ち、かーちゃんに愚痴られ様がどうしよーが、週に1度は釣りに行くとか、茸を採りにゆく、狩猟に行くなんていう人は昔から居ましたし、人に言われて遊ぶ時間を作るなんてことは必要ないと思いますねぇ。 要は、今、この仕事がしたいのか、休みたいのか、遊びたいのか何時でも自分で決めりゃいいんです。 そりゃあ、近所で仕事をしてるのに遊べ無いだろうと、皆で一緒に農休日を決めるのだと言われればなるほどと、頷きたくもなるがそんなことが守られる訳がありません。 そもそも、第一種兼業農家の働く動機は、生活よりも地域の隣近所の競い合いだったりしますから。それにそりゃいいことです。健康の秘訣ですね。張り合いを持つのが一番です。 はて?なんで、農業の良いところをさわやかに語るつもりがこんなことを書いているのでしょうか・・・ 農業関係に携わって農業の不振と新規就農者不足を嘆く業界関係者の皆さん、農家自身は後継者なんか無くたって誰も困ってはいませんよ。政治的イニシアチブが低下した所でこの財政じゃ、どの産業も一緒です。 私は、もっと減ってくれても良いと思っているぐらいです。そうすりゃ、輸入農産物との摩擦も減るでしょう、どちらがいいかは、消費者が決めればよいことです。 もちろん、主食である穀類の自給率が落ち過ぎて、海外に依存しすぎた場合の危険性の話でも、農業が担う環境的付加価値の話でもありません。目指せサラリーマン並就労時間と待遇のお話でした。 冬になると、愚痴、ぼやき、皮肉が増える「目指せ楽しい世襲制農村ライフ」のWebとーちゃんでした。 更新が苦しいの巻きでした。 あれ?「せん定の日々」だったっけ…お後がよろしいようで ・・・・・(^_^;) |
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