「山梨県」って全国的にあまり有名じゃないですよネ。
ジミィーな印象で、日本のどこにあるのか知らない人も結構多いんじゃないかな?
(そういう県、他にもあるよね…(-_-)…)
でも、我が故郷ジミィーな山梨県にもお国自慢があるんですよ。
今回は代表的なもの(私の偏見で選びました)を3つご紹介しますね。
その1.富士山 ね、知らなかったでしょ?! あの日本一高い富士山って、実は山梨県にあるのですよ。正確には静岡県と半分こなんだけど、富士五湖(山中湖、河口湖、本栖湖、西湖、精進湖)だって全部山梨にあるし、日本で初めて富士山への登山道を開いた役行者(えんのぎょうじゃ)も、な、なんと我が中道町の円楽寺から出発した。日本最古の役行者像も円楽寺に奉られている。 それに、何てったって山梨から見る富士山の方が断然美しい!(静岡の皆様、ゴメンネ)殊に御坂トンネルを抜けた直後、目前に迫る富士の姿は圧巻!! 秋、冬ならば雪をいただいたその姿は、まるで白無垢を纏い、裾を長く引いた花嫁のように清楚で気高い。凛としたその立ち姿は日本そのもの……と私は思ふ。 その2.武田信玄(1521〜1573) 山梨県が甲斐と呼ばれていたその昔、父、武田信虎の長子として生まれた信玄。幼名、太郎。元服後は晴信。戦国時代屈指の名将で、戦略にかけては天下随一だった。(頭がよかったんですねぇ)上杉謙信や織田信長とも幾度か戦い、謎めいた最期は有名。 NHK の大河ドラマでも何回も登場したので、皆さんもよくご存知かと…。ワタシ的には、中井貴一の信玄が一番よかったな〜(^^ゞ 4月第一週の土・日曜日に甲府市で信玄公祭りが盛大に催されます。(誰の行ないが悪いのか、たいてい雨が降る。)桜吹雪が舞い散る中、家紋、武田菱に「風林火山」の旗印の下、鎧姿の信玄公と騎馬軍団、そして麗しい湖衣姫が400年の時を越えて、あなたの前に現れます。 疾きこと風の如く 静かなること林の如く 侵略すること火の如く 動かざること山の如し その3.ほうとう 今日、一番自慢したっかたのはコレ!甲州自慢の郷土料理「ほうとう」。 冬になると山梨では食卓にこれが上らない家庭は、おそらく一軒もないでしょう。 (ほうとうを食べない山梨県人はもぐりです。)ほうとう専門店もそこここにある。 武田信玄が農民兵士の栄養補給のために考案した戦陣食が始まりといわれています。 麺はきしめん状の幅広い厚めの平麺で、季節の野菜を入れて煮込む味噌仕立てのうどんみたいなもの。白菜、ねぎ、大根、人参、じゃがいも、里芋、……etc. 山のきのこぼうとう、山菜ぼうとう、肉ぼうとう、なめこぼうとうとか、自然薯ぼうとうなんてのも ある。 でも、極めつけは何といっても『かぼちゃのほうとう』これですな! かぼちゃの甘味といろんな野菜の旨味と味噌味がアイマッテ、これはもうたまらんのですワ。 身も心も凍えるようなサブイ夜、これをふーふー言いながらほおばる時、 ああ、これを至福の時と言わずして、何をか言わんや!…。 (文・かーちゃん) |
精進湖線(358)より中道町右左口を眺める。
遠方は甲府盆地。
地域情報、次は郷土の歌人山崎方代を
ご紹介する予定です。