Life and Works
生業
16
秋の風景と…
2001/10/27
付近の稲刈り風景です。
我が家では稲を作りません。
20年以上前に転作をしてしまいました。
父親が早くに死んだもので母親だけでは
無理だったようです。
百姓が自分が食う米も作らないというのは
後ろめたい気もしもしますが・・・
もっとも、近頃では母親が仕事が出来なくなってから
自給野菜を作るのもなかなか間々ならなくなってきました。
実際、売られている野菜の価格を見ると・・・
作っちゃ合わんなというほど安い。
これも大型産地が専作してくれたお陰です。
また、流通が発達したお陰です。
百性が自分食うものを作るのがあほらしくなるほど
便利に安くなったというわけですな。
良いような、悪いような。
野沢菜です。
野沢菜といえば信州の筈・・・。
確かに漬物工場は多くは信州にあります。
業者は原料を、高知から愛知、山梨と何処からでも調達します。
我が家でも原料を業者に系統を通じて出荷するだけです。
これがまたこのところ、安いの・・・。
何故、忙しいのにジナ(野沢菜)まで作るのかとよく近所からも言われますが、何でも収穫自体が楽しいのです。
また、収穫を通じた零細業者とのやり取り、駆け引き、対応する農協、事業連の仕事ぶりを見るのも結構楽しみです。
たくさん作る訳ではないので、臨機応変にやります。
青物の楽しみはバクチ性にあります。
この辺の表現を使えば、「ちっとも蒔とかにゃー寂しいじゃんけ」という事になります。(^o^)
で、仕事が間に合わなくなります。(T_T)
かーちゃんのおにゅーの長靴です。
かーちゃんはかかとの所にポッチが付いていて脱ぎやすいのよ、いーでしょーと自慢しております。
かーちゃんは、お街育ちの癖に買ってきたものを中々下ろしません。昔(今となっては)、子供の服もお出かけのときまで下ろさないとか、今時、こふーです。
この日も、惜しそうに長靴を下ろしたので、じゃあ記念に撮っておいてやろうと皮肉ると「うん、うん」とズボンをひっ吊り上げてポーズを取るのです・・・(^^;)
小さな、小さなお話でした。
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