2006/06/29 |
昨日から、露地「甘々娘」の収穫、発送を開始しました。 画像は昨日のもので、昨日中にUpしようと思ってはいたのですが・・・ どうにもこうにも昼夜、激しく忙しくなっちゃいましてムリ、、でした。 上の画像のものを試に掻いて、その場で剥いてみたところが下の画像になります。 生鮮用のとうもろこしは正式には「未成熟とうもろこし」といって、成熟する前に収穫するものなのですね。 成熟してしまったら穀物ということになります。「完熟とうもろこし」とかいったキャッチコピーをたまに見かけますがそれは「未成熟とうもろこし」の適熟品ということになろうと思いますが、誤解を与える可能性もあります。 一般的にとうもろこしの適熟は先端が乳白色とされていますので、画像のような様子を見て、急遽、僅かですが昨日収穫、発送を開始しました。本日はそこそこの発送量となりましたが、まだお待ちいただいている皆様には申し訳けございませんが、ご予約順に順次発送致しておりますのでもう暫くお待ちください。 複数品種をご注文のお客様もなるべく優先いたしまして、間隔をあけるようにしていますので、宜しくお願い致します。 適熟期は品種によっても差異が多少あります。 その話はまたピクニックコーンのところで。 とりあえず、次は「きみひめ」。やはり昨日の画像です。 こちらもいい感じですが、画像のものは最も進んでいた房で、全体的には今一歩というところでした。 前回、28日頃と書いてしまったので、つい先程もお問い合わせを頂いてしまいましたが、今回の画像自体は28日ですが収穫開始は明日、30日からとなります。 画像の「甘々娘」「きみひめ」共に試食しましたが申し分ない味だと思います。 さて、下の画像は28日の「ピクニック・コーン」。もう一息ですが、既に綺麗な粒列です。 先日、パイオニアサイエンス(ピクニック、味来のメーカー)さんがみえて、圃場を視察しました。 その時に、これよりまだ若い(26日頃)ピクニックを試しに一本、生でかじりましたところ驚きました。 「甘々娘」も生でも食べられるというのが売りですが、実際はやはり調理したほうが美味しいです。 生では何となく粉っぽく、当然蒸したものより硬いですから。 ですが、この時食べた若い生のピクニックは柔らかく既に糖度があって、まるで生で食べるための物のような感じ。パイオニアの担当さんですが、このピクニックに対しての熱意は相当なもので、「この品のある粒を見て下さい、綺麗に並んで一見粒は小さくみえますが、ディープ・カーネルと言って深いんです。味も一度食べたらこれだ!ってきっと皆さん思う筈です」と愛情たっぷりに語ってくれました。 ついでにご注文も頂きました、ご実家に送るそうです。桃と。ありがとうございます。(^^ ピクニックは若干早めの採り始めでも良く、収穫期間は幅があるそうです。 最初に熟度についてお話しましたが、とうもろこしの適熟期というのもなかなか難しいものがあって、「甘々娘」は比較的熟度を一杯させても食味は落ちにくいと聞いていますが、糖度、大きさばかり優先させるより、基本的には、やはり、先端は乳白色ぐらいがとうもろこしの収穫適期で食味は一番良いのはないかと、先日の若い生のピクニックを食べて改めて思いました。 今年は、天候が不良でどの品種も一般的に房が小さめなので、どうしても置き過ぎが多いらしく、市場や小売りで過熟のクレームが多く、若採りを奨励していると聞きました。ゴールドラッシュ(品種名)での話ですが。 今年の場合どの品種にも言えることかもしれません。 ということで、「甘々娘」は引き続き毎日、「きみひめ」は明日30日から、「ピクニック・コーン」は1日辺りからとなります。 |
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