2006/06/24

画像は露地「きみひめ」昨日のもの。
２８日辺りから初収穫ではと思っております。

下の画像は露地「甘々娘」。
さて、促成「甘々娘」、現在も収穫中です。ネットでのご注文分は全て発送済みとなっております。
元々、露地「甘々娘」に対して僅かな量であること、念のため収穫見込み量の６０％程度のご予約受付けで打ち切っておきましたので、今は直売所での販売のみになっております。
ネットでのご注文分を優先して良い物を選んで発送、もちろん規格がありますので現在の直売分も仕訳したものをA級、B級、２L、L、それぞれ適正価格での販売です。

で、促成「甘々娘」の出来ですが、やはり、お客様の反応からみて昨年ほどではなかったってことになります。もっとも、糖度に関して昨年の出来があまりに良過ぎたってこともありますが。

昨年の生育途中での干ばつには参りましたが、日照量は充分で苦労した潅水による水分量が、成長及び糖度の上昇に丁度適正だったということになります。確かに昨年はサプライズな味でした。

これまで、お客様から直接頂いたご不満は１件ですが、お電話でお話させて頂きました。やはり昨年との比較で、初めて今年「甘々娘」を食べた人は美味しいだろうけれども、昨年と比較すると糖度が落ちるというものでした。早い時期にご連絡を頂きお詫びを申し上げました。そしてその後のお客様からのコメントがまだ少ない出荷量でありますがそれを差し引いても、比率的に昨年より少ない結果をみてやはり同様の評価であろうことは推察できます

しかし、今年の天候、日照不足や低温が農作物に与えた影響はとうもろこしに限らず多くあった筈で、既に皆さんもご承知の通りだと思います。そんな中、とうもろこしの食味に関しては他品種と比較して「甘々娘」は優れていたと思います。お客様にご満足いただけないのは生産者として最も辛いところですが、天候によってどうにもならないことがあるわけで、しかし、そんな環境中でこそ品種の真価が発揮されたとも言えなくもなく、評価は追追でるのではと思っております。

ただ、コメントを出すというのは、本当にたいへんなことですから（自分自身かもそうですので）、よほどよくないと頂けない筈で、ノーコメントであっても追加注文を頂いた時などに救われるような気持ちです。

下の画像は「ピクニックコーン」

ピクニックコーンは無除房といって２番房も掻きません。
元々が小さい房で２番を掻いても上にそれ程、影響がないためまた上手くすれば２番も物になるとのこと
草勢がこれですから、そうかも知れません。

前々回もお話しましたが、促成のピクニックの試作がありまして今回再び試食、画像を撮りました。
先日、ローカルのNHK放送で取上げていただいた時のものです。NHKさんですから商品名の「ピクニックコーン」にもホームページのことも触れられませんでしたが、大変美味しいとの評価を頂き、「牛乳のようなコク」と表現されていました。

下の画像はレンジでチンしたもの。

種子メーカーの担当さん曰く「ピクニックコーン」は先行して生産販売された九州において、やはりこの天候の中、他品種に比べて特段に食味が良いとの評価を得て、「この品種は何かある」と確信を持ったそうです。

私も初めて今年初めてしっかり食べた訳ですが、特長はその高い糖度と甘さの後のコクですね。
あと先日レンジでチンして撮影時に火傷した年老いた妻が試食しているのを見ていて気がついたのですが
食べている音が「ボリボリ」っていうですよ、そう、昔の粒の大きいころのとうもろこしの音。見た目では分かり難いですが粒が深いのです。（よって芯が細い）
今の味来以降のフルーツ系の粒の小さいコーンではこういう音はしません。「クチャクチャ」若しくは「サク」
って感じ、フルーツ系では「甘々娘」はプリっとしてますが、「ピクニック」はそれ以上です。

そうそう、またまた忘れていました。「きみひめ」のお話がなくて可愛そうです。

過日、当地域で行われた「とうもろこしフェア」の様子です。
雨の中でしたが甲府市合併したせいもありとんでもない人出、賑わいでしたそうな。
促成の早いタイプのとうもろこしの時期でしたので、当園では出荷しませんでしたが
レンチン火傷の年老いた妻が受付け係をしましたので、お写真撮っとくように言っておきました。

大盛況で、とうもろこしの品種はもちろん「きみひめ」。知名度はまだ今ひとつですが。
全農の食味試験の結果からも「きみひめ」が有望視されてきました。（食味試験４品種の銘柄はWebで見かけましたので念のため）
「きみひめ」は生産性も優れていることから今後急速に普及するかも。です。

この日のお客様から美味しかったので、ネットでご注文というお客様も何件かいただきました。

という訳で、たくさん書いたので日本語が変なヶ所もありますが、美味しさにこだわった３品種を作付け販売していることに誇りを持ちつつ天候にめげずに頑張るです。

ではでは。

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