2009/04/19

本日の「促成甘々娘」の画像です。

ビニールトンネルを昨日除去しました。

生育は低温、干ばつなどあったものの通常(露地)物に比べると順調です。
しかし、当初の予定よりはやや遅れるかも知れません。



何れにせよ天候の影響は露地物より軽微だと思われます。
今回の促成栽の復活は収穫出荷の長期化や労力配分とはいえ相応のコストがかかり採算性の問題はありましたがそれ以上に、天候(低温)に対する対応が高かったといえます。しかしこれはあくまでも露地物の播種〜発芽までの天候不順が例にないものであったためで通常は促成栽培のほうがリスクは高く栽培が難しいものです。今回はビニールに限らず不織布などの資材を用いた物も同様でした。
すいません、つい長くなりました。何の話かわかりませんよね。

雄穂抽出です。↓ 



このように穂が出ますと収穫まであと40〜45日でしょうか。もちろん積算温度ですから今後の天候次第ですが大よその目安です。露地物ですと30日位。


「促成ピクニックコーン」は今回画像はありません。ビニールの除去はまだです。


さて、次は問題の通常(露地)物なのですが。

播種期はいつも通り桜の開花時期でしたが、その桜が開花始めから満開まで2週間かかるという
観測史上最長だった今年、とうもろこしもその長期の低温の影響を受けました。

また、それに加えて干ばつも同時進行で、環境としては最悪の状況となりました。
播種時のコンディションは良かったのですがその後が悪かった。

結果、発芽不良と著しい不揃いとなりました。
しかし、その播種のタイミングと環境はすごく微妙でたとえばまるで同じ環境のようにみえて
僅かに南面傾斜であるとか、日照時間が違うなどによってその差は大きいものでした。

で、画像は先ず露地ピクニックコーンの1号園。



こちらはこのところ毎年作付している標高の低いところで一番早く収穫できるところなのですが
ご覧のように発芽率は頗る悪く、また、まだ発芽したばかりのものとか生育が不揃い。

一方、標高は高いのですがいくらか南面傾斜の露地ピクニックコーン2号園(こちらは今年初めて)は時間はかかりましたが、発芽も生育もよく揃っています。



下の画像はまったく同じ環境でありながらイマイチ不揃いの3号園。
同じ条件で4号園がありますがやはり同じような感じです。




下の画像は「露地甘々娘」2号園。やはり不揃いです。(画像は3日前のものですが)




下は、今年初めて画像を撮りました、「きみひめ」。こちらはやや遅れましたが順調。




下は「味来(ジューシー)」こちらも不揃い。条件は悪くない筈ですが、やはり「味来」系統ですからいかんせん種の力がない模様。



と、今回いろんな画像を載せましたが、ここ2年ほぼ100%の発芽、昨年に至っては播種から発芽まで最速の1週間という経過に比べて今年はだいぶ苦しい展開になりました。

ひどいところは播き直しも行いました。なので収穫期間が大分長くなりそうです。
今日現在のところまでのご予約分は大丈夫ですが、今後のご予約分の発送は予定時期の後半以降となる見込みです。桃の収獲本番前に大半は収穫したかったのですが、どうやらそういうわけにはいかないようですがそれも止む負えない状況です。ええ、睡眠時間短縮決定です。

が、順調よりワクワクしてるところがなんというか面白いですねぇ。自分。

あと、この生育状況は、翌年以降のための画像付き農業日誌になってまして、また皆さんここまで奥深く読まないと思ってますので自分本位書いている感じになってます、その点もご容赦を。





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