太陽の生育状況　2005

2005/04/23

「花落ち」

4/25の生業綴りでもお伝えしました通り、花が落ち、たくさんの実が着いているように見えますが、この時点ではまだ着果度合いはまだ分かりません。

下の画像もひとつだけ大きいものがありますが、先にに花を咲かせ尚且つこれぐらいまで大きくなるという事は受精できて着果したようですがその他のものはまだこれからもうちょっと大きくなって見ないと分かりません。

すももは、自分で花粉は持っていますが、自家受精できません。他の品種の親和性の高いものとお互い同士で受精して実をつけます。

ですので同一の園に、例えば大石早生やソルダムなど混色し毛バタキで交互に擦りつけ受粉をさせるのが人工受粉です。

しかし、この方法では品種間を頻繁に行き来して作業しなければならず効率が悪いため、先にハリウッドなど花粉採り専用の品種から蕾を採り花粉を精製して、袋などに入れて持ち歩きその花粉を毛バタキにつけて人工受粉するのが一般的になりました。

更に、その作業を毛バタキではなく花粉をでんぷんなどで増量しミスト（散紛機）でサーっと作業するという具合になりました。
これは桃も同様です。

えーと、たしか今年のミストでの人工受粉の画像がありました。（ゴソゴソ）私じゃありませんが、丁度他所の園でもしていたので撮っておきました。

受粉の話が長くなりましたが、話を元に戻して、太陽の場合その李の中でもことに受精が難しいとされてます。
これは親和性のある品種が少ないということや、開花の時期（他の物より早く咲く）、また若木のうちは特に樹勢が強いので着き難いということもあるかもしれません。

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